このサイトについて

頑張りすぎずに介護を継続するための情報提供

頑張りすぎるあなたへ

このサイトは、主にご自宅で大切な人(ご家族)を介護されている方に、介護に関する有益な情報を提供することを目的としています。

「有益な情報」は人によって様々だと思いますが、ここでは介護をされている方が頑張りすぎずに介護を継続できるための情報を提供することを目的としています。

サイトを立ち上げた背景

このサイトは、看護系大学の在宅看護分野で教員をしている丸尾智実が運営しています。私はこれまで、病院や地域(訪問介護など)で看護師として活動をしてきました。

その中で、病気になった大切な人(ご家族)を一生懸命に介護されている方々にたくさん出会いました。

また、介護がうまくいっているようにみえる人と介護がうまくいっていないようにみえる人もう少し力を抜いたらもっと楽に介護ができる人にも多く出会いました。

そして、介護がうまくできている人とうまくできていない人はなぜできるのだろうか、うまくできるようになるにはどうしたらよいのだろうか、うまくできるためにはどのような支援が必要なのだろうかと考えるようになりました。

私は、これまで10年以上にわたって、主に認知症を患っておられる方を介護されているご家族を対象とした介護力の向上を目指した教室(プログラム)を開催してきました。この教室は科研費などの研究費をいただきながら、研究の一環として取り組んできたものです。

この教室では、認知症の正しい知識や対応の仕方をお伝えするだけでなく、「普段の生活のなかでよくある場面」について事例を用いながら参加者の皆さんで意見交換をしたり、どのように対応したらよいかアイディアを出し合うことを行っていました。

その結果、参加者の皆さんが、教室に参加される前よりも教室に参加した後に、認知症介護の自己効力感(介護をする自信)が向上したり、抑うつを防止するのに一定の効果があることが明らかにしてきました。

一方で、このような教室に興味を持っていただくものの、教室にはなかなか参加できない方にも多く出会いました。

教室に参加できない理由には、予定が合わない、教室までの場所が遠い、介護する方からなかなか離れられない、仕事をしている、教室に参加するのはちょっとハードルが高い・・・、など様々でした。

教室にはなかなか参加できないが、介護をするコツを知りたい、有益な情報がほしい・・・と感じておられる方がたくさんいると思います。

そのような方にも、何らかのつながりが持てないだろうか、そのように考えてこのサイトを立ち上げることにしました。

わが国では、高齢化に伴って介護を必要とする方が益々増加しています。

介護保険などの公的な制度も発展していますが、身近なご家族が介護を担うことも多いです。

また、介護をされている方の心身の健康や生活は、大切な人(介護が必要な方、要介護者)の生活や健康に大きな影響を及ぼします。

さらに、介護をされている方の心身の健康は、将来の健康障害の発生リスクにもつながります。

長く続く可能性のある介護を継続するためには、

また、大切な人の心身の健康を維持するためには、

介護される方の心身の健康が不可欠です。

頑張りすぎるあなたへ、このサイトが少しでもお役に立てることを願っています。